歯周病とは、歯を支えている歯肉(歯茎)や歯槽骨に起きる病変で、以前は、「歯槽膿漏(しそうのうろう)」と呼ばれていました。むし歯と違って痛みはありませんが、進行すると歯茎が腫れる、口臭がひどくなる、歯がぐらつく、などの症状が現われ、やがて歯が抜け落ちてしまいます。 |
当院で行う本格的な歯周病の治療は歯周外科手術です。
具体的には「歯肉剥離搔爬術(フラップ手術(FOp)」、「口腔前庭拡張術、歯肉結合組織移植術等の歯周形成外科」、「歯周組織再生療法」、「歯肉弁根尖側移動術」、「歯肉切除術(Gect)」等で、場合によっては失った骨の再生を促すために塩基性線維芽細胞成長因子、人工骨(骨代用物質)等を塗布、填入あるいは移植しています。
(上顎あるいは下顎の骨の内部の病気や歯周病により、鼻の横の骨や鼻の内部に進行した病気あるいは目に症状が出た場合は、顎の病気の手術と上記の歯周外科手術を併用して行うことがあります)
これらの治療は歯周病の末期よりも、
全く症状が無く、骨もほとんど減っていない。
男女問わず概ね15、16歳以降の方の当院受診を強くお勧めします。
☆早めに本格的な治療を受けることにより以下のメリットがあります。☆
◆保険適用なので治療費用の負担が少ない
◆治療期間もさほどかからない
◆気軽な感じで、毎回の治療が早く終わる
「えっ!?、毎回こんな感じで終わりなんですね!」という感じで精神的な負担も少なく、治療も毎回早く終わる事ができます
◆歯周病の末期に治療を受けるよりも、格段に治りが早い
治療前の歯周病(歯槽膿漏)の検査結果等により治まりの程度も変わります
◆極めて限局的な範囲の治療で終わる事が出来る
歯のグラつきがある場合はグラつきが治まります(歯グキが引き締まる)
初診時にかなり症状があった場合でも季節がめぐり、お口の中の治療が終わる頃には、歯グキが引き締まって体重が減ったような、何かお口の中全体が軽くなって、普通の食事ができるようになった等のご意見を多数いただいておりました。
私は結構、患者さまと雑談をする事が多いのですが、その際に楽しく笑顔で会話ができるようになって、
「私も歯医者になって本当に本当に良かった!」
と今までの多くの手術経験で感じています。
口腔内デジタル画像診断機器、症例によっては複雑な歯の周囲と、その周辺の洞窟の中の迷路のようになっている骨の形態を把握するためにCTを併用します。
かなり進行した歯周病(歯槽膿漏)では普通の2次元的なパノラマエックス線写真(デジタルパノラマエックス線写真も含む)のみの画像診断では正確な診査、治療は大変困難です。そのためにかなり進行した歯周病の場合には洞窟内を3次元的に探索するために、CTによる画像診断が保険適用になっています。
大学病院ではCT検査だけで半日かかってしまう事も、月岡歯科医院では診察、ご説明、治療等を含めてもそのような事はありません。もちろん複雑な洞窟内を探索する事から、患者さまのいらっしゃる時間内ではとても細かい所までは把握出来ない事も多々ありますので、そのような場合は、次回来院時に前回ご説明をすることが出来なかった洞窟内の新たな発見等を追加で画像診断の続きとして、ご説明をする事もあります。
【パノラマエックス線写真】 |
【CT画像(オーラルモード)】 |
【CT画像(デントモード)】 |
あくまでもたとえですが、某洋画・ドラマ、某テレビゲーム、某アニメでも洞窟内の探索は30分から1時間、あるいは何日か掛かると思いますが、さらに生命に関わる人の治療なので比較にならないほど慎重な画像診査が必要なのはご理解いただけると思います。
大学病院を扱ったドラマでも夜遅くまでCT等の画像診断をしていたりするシーンを時々見かけます。実際の歯科口腔外科・放射線科等のある総合病院でもCT等の診断に数日かかってしまいます。
それは、より細かい所まで分かる分、詳細に画像を診査・診断できるので、「ここの治療はこう患者さまにご提案してみよう!」という治療法のご提案・決定等をするまでに、よりお時間・期間を費やしてしまうからなのです。
保険適用でも普通の2次元のパノラマエックス線写真撮影よりも患者さまのご負担金が約2,560円多くなってしまう事が症例によってはあるかもしれません。どうかご了承ください。
月岡歯科医院では高度な歯周病(歯槽膿漏)の治療と同時に、お口、顎、その周辺の「開業医の放射線科」としての役割も同時に担っていきたいと考えております。
当院では注射の痛みを極力少なくするために、表面に麻酔薬を塗ったり、麻酔薬を体温で温める機器を使用したり、現在販売されているものの中ではもっとも細い針を使用したりしています。また症例によってはコンピューター制御の麻酔注入機、その他特殊な麻酔法も行っています。
当院では保険適用の治療により、期間はかかりますが、根本的な治療をいたしております。
口臭が気になるといったお悩みがございましたら、一度ご相談ください。
ということは上記のCT画像診断の方が普通のパノラマエックス線写真のプラスで約2,560円なので、CT画像診断の方が圧倒的な情報量とより正確で高度な歯周病(歯槽膿漏)の治療が出来るのに費用が少ないんです!
歯磨きは患者さまの実体験で、専門のスタッフさんに習っても意外に大変で面倒なのではないでしょうか?そしてしっかり磨いても、結局磨き残しはあるものです。
むしろ根本的に高度な歯周病(歯槽膿漏)治療をしていく過程等でその都度、適宜、サラッと数分補助的に優しく私がブラッシングをお教えします。
当院では、高度な歯周病(歯槽膿漏)の治療の過程で、歯周形成外科の術式(あくまで例えですが、お口の中の美容師さんをご想像ください)を併用していきます。つまり、
「ここに磨き残しがあってはマズく、かつ患者さま自身では磨くのは難しい、あるいは不可能な個所」
を治療の際一緒に、歯グキ・周辺の骨の形態を修正したり、骨の移植等をしたりして、磨きやすくしていきます(症例にもよりますが原則、保険適用です)。
したがって患者さまは、決して難しい歯磨きの仕方や、テクニックを覚える必要も、手間もありません。本当に気楽に、普段歯磨きをしてください。
クリスタルをとりあえず4つ集めるような、そんな感じのファンタジー・ロールプレイング・ゲーム的な手法と、デジタル画像・CT画像を詳細に診断・解析し、シミュレーションします。そして患者さまの治療した所の歯グキの状態・形状にふさわしいピンポイントの歯磨きのご説明をすることで、格段に普通のブラッシング指導以上の効果はあると思います。
いかに楽しく、効率よく磨けるかを追求し、歯磨き指導ではなく、患者さまの歯磨きが楽しくなるようにしたいと考えております。そしてできれば、
症状がないうちに歯周病(歯槽膿漏)の治療を受けてもらいたいのです。
(ここが歯を長期的に長持ちさせるための重要な論点です!)
沈黙の悪魔・歯周病(歯槽膿漏)と戦うのです!さあ!力を合わせて一緒に患者さまのお口の中の平和を取り戻しましょう!
例えて言うなら、(某国民的ゲーム的には)患者さまは騎士[ナイト](大事な所ですが、もちろん治療の主役は患者さまです)、私・スタッフは白魔道師(癒し・慈愛)、黒魔道師(診察・治療)のミックスという感じではないでしょうか。
歯周病(歯槽膿漏)を根本的に治したいと月岡歯科医院を受診した時から、患者さまの様々な想いの詰まったドラマが始まります。
歯周病の治療は患者さま・歯科医師・スタッフの信頼関係と協力で成功します!
しかし、何も自覚症状がないのに歯科医院に行くのは大変困難です。そのために、当院では面白い様々な工夫をしています。
磨き残し等は、その後定期的に来院していただければ時間をしっかりとりますので、お口の中を診察・お掃除・歯石除去等をしてケアしていきます。なので下記に列挙したご説明は参考程度にお読みいただければ結構です。
※普通の歯ブラシも電動歯ブラシも、使い方を注意しないと歯の表面を削ってしまうことがあるので注意しましょう。 |
被せ物、詰め物、ブリッジ等を作成する際に当院では、型を採る前と後、その後の患者さまの石膏模型を作成する段階で、最新のコンピューター制御による模型作成法を導入しています。人が材料を練ったり模型を作製したりするよりも、より精度の高いものが作成されます。
また、前歯等の白い被せ物は、患者さまと歯の色をどうするかをサンプル等を見ながら、同時にコンピューターで周りの照明、お口の中の複合的な状態、その他別の歯の色等を総合的に判断して、一緒に御相談しながら作って行きます。
この機器により、一つの歯でもかなり精密に、細い部位に渡って、患者さまのお口にあった自然な色を決めることができます。
保険適用・保険適用外問わず、より精密な詰め物、被せ物の作成や、より自然な歯の色を再現出来るように心がけています。